八重山日記~#5
2007-09-05


禺画像]
東の夕日が浅瀬の岩を金色に染める。
雲もピンク色。きれい。
刻々と色を変えてゆく。
ぼんやりとビーチにいると、
何しに来たのか忘れそうだ。
時折テストでシャッターを切ってみる。
月が昇る時刻になっても雲が晴れない。
どどんと居座っている。
そしてどんどんこちらに迫ってくるようだ。

思ったよりも空は明るい。
ううーん。
「見えないね。もし晴れて来たとして、
(月の)高度が上がってるなら
バンナ岳のほうがいいんじゃない?」
と、吉良君。
昆虫採集をしたいコドモもそのほうが嬉しそう。

吉良君がケータイを見ながら
「どーやん、今(月蝕)見えてるって。
富良野は晴れてるんだ」
と。
すごいね。石垣で富良野の情報がわかっちゃう。

荷物をそそくさとまとめ、クルマでまたバンナ岳へ。

途中、名古屋の毛利さんからメール。
名古屋ではかろうじて見えているとの事!!
よかったね!!
でもこっちはダメみたい・・。

バンナ岳の展望台は、先ほどとは打って変わって
大変な賑わいだ。
海と石垣市街が一望できるポイントなので、
月蝕とは関係なしに訪れている人も多いようだ。
大阪弁、名古屋弁、いろんな言葉が飛び交っている。

コドモと吉良君は昆虫採集ポイントを見に行く中、
三脚を立てる。
月は隠れているのに真上は晴れている。
皆既中は新月状態なので、星がたくさん見える。
お隣の三世代家族とみられる方々、お父様が天文に詳しくて
「こんなに星が見られただけでもよかったね」
とおっしゃっている。
でもその奥様がかなりここで月蝕を見るのを
楽しみにしていたようでとても残念そう。
時間が経つに連れ、見物の人たちもぽつぽつと
諦めて帰って行った。
隣りの奥様も、ダンナ様に
「雲が動いてる。この雲はきっとざあっと雨になるよ。
もういこう」
と促されて帰った。
そしてその通り、雨が降ってきた。

雨になったら諦めもつくと言うもんだ。
撤収。

しかしコドモはホテルへ戻る道々、クルマを停めさせ
自販機の明かりにムシが来ていないかチェックするする。
ねばるねばる。

雨のせいか、ホテルの中の居酒屋が満員で、
仕方なくホテルのコンビニでつまみを買い込んで
お疲れさま。
海ぶどう、かまぼこがおいしゅうございました。

残念だったけど、ビーチでゆっくりした時間が持てたのは
よかったかな。
と、思う事にしよう。
[脳外旅行記]

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