八重山日記~#4
2007-09-03


禺画像]
八重山日記~#4

午前中から、名古屋市科学館の毛利さんと
メールのやり取りをしていた。
名古屋は曇りで、月蝕を見るのが難しそうなので、
石垣で月の写真が撮れたら送ってくださいね、
というメール。
そして撮影についてのさまざまなアドヴァイスを
いただいた。うう。なんと有り難い。
パリでお世話になったせめてものお礼に、
何が何でもいい写真を撮るゾー!!と
気分は出陣前のウマの鼻息のようにいなないているのだった。
なにしろこの日のために三脚まで新調し、
世田谷の自宅で月面写真の撮影の練習に
余念のない私であったのだった。

予定としては白保で月待ちしつつ、
ビーチでコンビニのお弁当で軽くゴハン、
そしてバンナ岳で昆虫採集をしてホテルに戻って打ち上げ。
これがまさしく絵に描いた餅に終わるとは、
この時の私は・・ああ、書くのすらやめよう。

沖縄では、コンビニでおにぎりを買うと
「あたためますか?」
と訊かれるので、やまとんちゅーはみな
最初ぎょっとするものである。
おにぎりもスパムと卵焼きが具、
というこちらでは見かけない物が必ずある。
じゅーしー(混ぜゴハン)おにぎりと飲み物など買い込み、
まずバンナ岳へ偵察に行く。

ここは石垣の東側の海方面が見渡せる展望台があるのだ。
以前よりも立派な展望台が出来ており、
そちらに行ってみる。
天文ファンで三脚の林が出来てるか、と思えば
椅子で昼寝してるワカモノが二人いるだけ。
ここで月蝕を待つか?とも思ったが、
ここからだと石垣市街の街の灯りが
多分まぶし過ぎるのではないか?
そして脳内妄想的図柄としての海に映る赤い月、は
望めそうもないのではないか?と思われ。
そして何よりも手前の小高い山で
肝心の月の出が見えないのではないか?
と思われた。

テッシュー!!!!

ここで観察すれば昆虫の夜間採集もできる、と
ほくそ笑んでいたコドモは不平の極みであったが
(皆既中、新月状態になれば、
ムシは自動販売機の明かりにくる!!)
「ムシはいつでも採れるけど、月蝕は今日だけじゃ!!」
と一喝してクルマで移動。

で、白保へ。

う〓ん。
すてき。
むかしよりビーチもきれいだ。
いそいそと三脚を立てる。
コドモもさっきの不平はどこへやら、貝殻拾いと
ヤドカリ探しに夢中。
折しも、雲に、虹が。
[脳外旅行記]

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