「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」(筑摩書房)に、私の実家の除染の様子を書きました。
案外、民家の除染の様子は知られていないようですので、本の紹介も兼ねて、写真とちょっとコメントなど加えてご紹介します。
(私と物理学者・菊池誠さんの会話で話は進みます)
「いちから聞きたい放射線のほんとう いま知っておきたい22の話」
第二部
9 除染してわかったこと より
小峰:私の実家は市内でも放射線量が高い地域で、除染前は年間10ミリシーベルトくらいと言われてました。気になって家の中や庭の放射線量をこれまでに4回測って、そのうち除染前と後の2回の数字を見取り図に書きました
禺画像] (作画:小峰公子)
菊池:空間線量率の測定って、それなりにちゃんとやろうと思うと結構大変だよね
小峰:毎回同じシンチレーションカウンターを使って測りました。それで、実際に測ってみるとわかるのですが、同じ場所で続けて測っても数値にばらつきがでるんです
菊池:カウンターにはいってくるγ線の数はその時によって違うから
小峰:それで、30秒間測るのを5回繰り返して、その平均値をだしました
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