2010-07-02
子供の頃(と言っても小学4年生くらいまでだろうか)から
寝る前に部屋の電気を消すと、そのへんにあるものが
みんな動き出して見えたので、
「暗くなるとモノは動き出す」と思っていた。
ぬいぐるみは首をあちこち動かしたり、
服にはアタマが現れたり。
あんまり怖いとは思っていなかった。
それと、電車に乗って山が見えると
山の稜線にそって汽車(汽車、だ)が走ってるのが見えた。
必ず、だった。
今でも鮮明に思い出せる。
いくらじいーっと見ても汽車にしか見えないのだった。
母に「汽車が見えるね」となんども言ったけど、
とりあってもらえなかったのを憶えている。
いつしかモノは暗闇でも動かなくなって
山の汽車も消えてしまった。
しかし。
今朝、夜中から朝方まで本を読んで起きていたので、
コドモが起きだすまでにひと眠りしようと
5時に寝室へ行った。
相方が寝息(いびき?)をたてているほかに
別の子供みたいな寝息がして目を覚ますと、
目の前にある本にトロルみたいなのが
二匹、腰掛けている!
一匹はほんとにトトロにでてきそうな
ぽってりしたやつ、もう一匹は体に斑点がある動物っぽいヤツ。
目をかーっと開いて見る。
いる。
寝息の正体を確かめようとしたら
右手にコドモのアタマのような 感触。
しかもあったかい。
髪の毛の薄さからするとまだ一歳くらい?
しかも!! ひいい。
アタマしかない…
足がないのは聞いたことあるけど…
こんなもの、ユーレイじゃないか!!
とアタマをがしっとつかもうとしたら
手がしびれた。
トロルたちはちょろちょろ動き回っていたが、
透明になって天井へむかってすうっと消えてしまった。
赤ん坊のアタマはなにか声をたてて消えてしまった。
鐘の音がする。 あと、なにか、ノイズが。
なんなんだ??
この間、夢かとおもい、なんども目を皿のように開けたけど、
夢じゃなかった。
時計を見たら、寝室にきて3分も経ってないしっ。
幽霊はなんどもみたけど
トロルは初めてだぞ。
トロルは怖くなかったけど、
赤ん坊のアタマがこええええええええええええ
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