あなんじゅぱす×小峰公子 カチカチ山五合目辺り
2007-06-18


先日、斎藤ネコカルテットのライヴに
ひらたよーこさんと共にお邪魔しました。
前もってネコさんにはふたりで作った4曲ほどの
音源をお送りしていました。
しかし、ネコさん多忙につき、アレンジどころか
音源もちょっとしか聴いていらっしゃられないという
状況のままに本番へ突入。

「まず二人で何かやってよ」
というネコさんの命により、
私が作詩、よーこさん作曲の「はなしのゆくえ」
という曲をふたりで演奏。
これは遠距離恋愛のうた。
こんな可憐な歌詩だって、オイラ書くんだぜ。

そして次にネコさんに譜面をお渡しして
よーこさんが西脇順三郎の詩に曲をつけた
「旅人かへらず」を、三人で演奏。
これが変態的な曲なんですよ。
ぶっ飛びのメロディー、へんなコード進行。
それにぴったりと合わせてくるネコさんも
変態的にすごいです。

それからいよいよカルテットと演奏っす。
みなさんに「ひとつよろしく」と、
深くアタマを下げる。
みなさん、譜面を広げる。
私が書いた譜面はコードだけ。
それでも間違ってないかどうか、ヒヤヒヤ。
まず「さばくのさぼてん」という曲を。
これは大体のカルテットのイメージがあったんですが
拙き伝達手段しかないゆえ、
「ざっざっざっざっ(8分音符4つそして2拍休み〓)
って感じで」
と言っただけなんですけど、見事にイメージ通りに
皆さん弾いてくれたんですよ。
奇跡的です。すごいです。
鳥肌です。

「ゆうやけぐるみ」
これはよーこさん節炸裂の歌ですが
「藤森さん、ジャズのウッド・ベースになっていただいて、
あとはごにょごにょごにょ」と言っただけで
これもまあなんとスピード感溢れる素晴しいものに。
「夜明けの夢」は
「美しいシロ玉で」と言っただけで珠玉のアンサンブルに。
そして最後
「はじめてうたったうた」
これは吉良くんが私とよーこさんに書いてくれた曲、
「ちょっと奄美のテイスト、んーきっとすぐわかる」
で、ホントにすぐにわかっちゃった。

ネコカル、恐るべし、皆様の力量がスゴい事は当たり前に
わかっていたのですが、これだけの即興のアンサンブルが
出来るってことはやはり四人が
お互いを信じてるからなんでしょうね。

お見事でした。

さて。ネコカルで鍛えられた私とよーこさんは
いよいよカチカチ山の登頂を目指しまする。

[URL]
[あさひるよる]
[おとのうらがわ]

コメント(全2件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット